
「AI使ってる?」を聞ける場所、つくりました
2025年、AIは「一部の先進ユーザーのもの」ではなく、「みんなが使って当たり前」な存在になりつつあります。
でも、使っている人が多いからこそ、こんな疑問も生まれます。
「他の人はどう使ってるの?」
「あのツールって実際、現場で役に立ってるの?」
ネクストスケープ社内の有志によるAI推進プロジェクト「DevscAIpeLab」では、そんな声に応える場として、ゆるく情報共有できる「AI活用共有会」を定期開催することにしました。
第1回は「MCP(Model Context Protocol)と生成AIのリアル活用」がテーマ。
実務で活用しているメンバーが次々と登壇し、熱のこもった活用ノウハウを共有しました。
この記事ではその様子を、対話形式で臨場感たっぷりにお届けします。
Claude × Microsoft Docsで"即答力"を強化する
Yanai(司会)
では、早速ですが「最近こんなAI活用してるよ」という方、いらっしゃいますか?
Uchijima(登壇者)
はい、自分からいきますね。
プロジェクトでClaude Desktopを使っていて、特に「Microsoft Docs MCPサーバー」が便利です。
Yanai
Azure DevOpsの設定確認とか?
Uchijima
そうです。ビルドアドミニストレーターやエンドポイントクリエイターといった権限が何を意味してるか、ぱっと見て思い出せないことがあるんですよね。
そんなときにClaudeに質問すると、MCP経由で公式ドキュメントを参照して、適切な説明をしてくれる。地味だけど、すごく実務的な時短になります。
Yasuda
その使い方、すごく共感します。
昔は公式ページ探してコピペしてましたよ…。
Uchijima
設定は簡単で、Claudeに「Microsoft Docs MCP Server」をコネクタとして追加しておくだけ。
URIを指定するだけで、Claudeがその知識を元に応答してくれるようになります。
DevOpsのチケット作成も、AIに"お願い"でOK
Uchijima
さらに便利なのが、「Azure DevOps MCPサーバー」との連携です。
チケット発行の自動化がめちゃくちゃ効きます。
Yanai
それ、秘書がついた感ありますね。
Uchijima
例えば、会議設定の依頼を出すと、AIがWikiを参照して、必要事項を埋めてチケットを自動作成してくれます。
手作業でやっていたときの手間と抜け漏れを考えると、相当な改善です。
Yasuda
チケット作成から実行までAIがやってくれるのはすごい。
Copilotともまた違った、実行型のアプローチですね。
Iwaya
MCPって、AIと外部ツールをつなぐ"通訳"みたいな存在ですよね。
中にはファイル操作など、シンプルな命令だけを受け付けるMCPもありますが、今はかなり多機能化していますね。
BacklogにもMCPで"つながるAI"を構築!
Yanai
ちなみにBacklogをMCPでつなげてる方、いますか?
Uchijima
はい、私もやってます。
チケット参照だけでなく、作成やWiki編集まで、MCP経由で指示可能です。
すでに社内では、AIがBacklogから過去チケットを参照して回答の素案まで作る活用も進んでいます。
Sakamoto
最初は「便利なチャットボット」って感じでAIを見てましたが、MCPがあると"指示したらやってくれるツール"になりますよね。
例えば「この内容でチケット書いて」と言うだけで、Backlogに投稿される。
Yanai
まさに"実行するAI"ですね。
Slack × GitHub連携AI「Devin」の破壊力
Sakamoto
Slackに「Devin」というAIを組み込んで、GitHubのコード解析に使ってます。
例えば「この処理は何をしてる?」と聞くと、該当コードとその意味を画像付きで返してくれます。
Yanai
画像付きは熱いですね。Claude CodeやCursorでも近いことはできますが、Slackとの統合は便利。
Sakamoto
「アプリのバージョンを変えるにはどこを直せばいい?」みたいな質問にも、具体的な場所と変更方法を示してくれる。
ちょっとした変更でも効率が段違いです。
「AIがやってくれる」が当たり前になる未来
Teruyama
実は私も、最近AIコーディングを始めました。
Copilotから始めて、Codex、今はCursorで試しています。
徐々に"補助型"から"自律型"にシフトしているのを感じますね。
Yanai
次回はそのあたり、ぜひLTで聞かせてください!
Teruyama
初心者目線での学びやつまずきポイントなど、共有できると思います!
まとめ:MCPが切り拓く、AI実行型の世界
「調べてくれるAI」から「動いてくれるAI」へ。
その進化のカギを握るのがMCPです。
- Claudeで公式ドキュメントを参照
- DevOpsやBacklogのチケットを作成
- GitHubコードの解析と改善提案
- Slack上から直接AIに指示
こうした"実務に入り込むAI"は、もはや一部のツールに限られた話ではありません。
APIさえあれば、多くの業務ツールにMCP経由でつなぐことが可能です。
AIはもはや「助言者」ではなく「アシスタント」——
そう実感させられる共有会でした。
次回予告:自律型AIによる開発支援を深掘り!
次回は、CopilotやCodex、Cursorといったツールを使った「AIによるコーディング支援」がテーマ。
エンジニアがどのようにAIと"共同作業"しているのかを掘り下げていきます。
参考リンク:
- Claude Desktop
- MCP (Model Context Protocol)
- Microsoft Docs MCPサーバー
- Azure DevOps MCPサーバー
- Backlog MCPサーバー