NEXTSCAPE blog

株式会社ネクストスケープの社員による会社公式ブログです。ネスケラボでは、社員が日頃どのようなことに興味をもっているのか、仕事を通してどのような面白いことに取り組んでいるのかなど、会社や技術に関する情報をマイペースに紹介しています。

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Cursor2.0のマルチエージェントとComposerモデルを試す

はじめに

株式会社ネクストスケープ Chief Technology Office所属の小野塚です

10月29日にCursor2.0が発表され、さまざまな新規機能が公開されました。

cursor.comそのうちのマルチエージェントとComposerモデルを触ってみましたので早速記事を書いてみました。

まず、Composer(正確には「Composer 1」なのですが、今回は「Composer」で書いていきます)。

上記URLでの紹介文を抜粋させていただくと、
「Composer は、同等の知能レベルのモデル比で4倍高速な最先端モデルです。このモデルは Cursor における低レイテンシのエージェント型コーディング向けに設計されており、ほとんどのターンを30秒未満で完了します。」
とあります。

実際SNS等でもその速さとその出力内容を高く評価している声が多々見受けられます。
もう1つはマルチエージェント、「git worktree やリモートマシンを活用して、相互に干渉させずに多くのエージェントを並列実行できます。」
とのこと。

マルチエージェントで複数モデルを実行できますので、Composerの速度を他のモデルと比較してみたいと思います。

設定・準備

まずは設定・準備。
プロンプトのモデル選択のプルダウンを開くと以下のようになります。

画像
確かにComposerが存在するのがわかります。
あとは」「Use Mutiple Models」という設定がありますね。これがマルチエージェントの設定です。

Gitに存在するプロジェクトでないとマルチエージェントの設定をONにできないのでご注意ください。

ちなみにcheetahという速さを売りにしたモデルがちょっと前にCursorで使えるようになっていたはずなのですが、今回消えていました。
cheetah=Composerなのかは不明です。

マルチエージェントでの実行

いつものToDoアプリの作成を依頼すると以下のような表示になり、作業が進められていきます。


選択したモデルが3つ、上部に表示され、各モデルをクリックするとそれぞれの進捗状況が確認できます。
初めて見る動きということもありますが、3つのモデルが次々と処理をこなしていくのはなかなか壮観ですね。。

結果としてComposerはやはり速く、1分もかからずに作業が完了しました。次にSonnet4.5が2~3分で、最後にCodexとなりました。順位自体はなんとなく予想はしていましたが、確かにComposerは早いです。

ただ、開発の作業ですとモデルによっては承認を必要とする場合もあり、一概には比較が難しいので解析作業のようなものが比較には合っているのかもしれません。

Git Worktreeを使うため、各エージェント用に3つのブランチが作成されているのがわかります。


これで1つのエージェントで認証機能を、もう1つのエージェントで検索機能を同時実装といったことも可能になります。

話はやや外れますが、このマルチエージェント機能によりGit Worktreeの便利さも見直されているようでして、ちょっと面白いなと思いました。。

その他・まとめ

Composerはコーディング関連の作業においては非常に速いのですが、複雑なタスクや深い思考を必要とするような作業は苦手といった感想がチラホラ見受けられます。
また、この記事を書いて気づいたのですが、最初のCursorのブログには「コーディングモデル」という表現がされていました。この表現はそういう意味が込められているのかもしれません。

私もまだメインでは利用しておらず数回試しただけですが、実装という点ではCodexやSonnet4.5といった他のモデルと比べると細かさや配慮(という表現がAIに対して合っているかはともかく)が若干ではありますが、足りていないようにも思えます。
ただ、その辺りは個人的な感覚でして、プロンプトであったり、共有するコンテキスト等で補えると思いますので、あとは他のモデル同様使い方次第かなと思います。

ただ、このような高速なレスポンスを誇るモデルであったり、マルチエージェントによって開発が捗るのは確かに嬉しいことでもありますが、それは一定の期間においてAIで出力される内容が他の方法やモデルと比較して2倍、3倍になるということでもあります。

個人的な開発であれば確かにそれによって開発効率は上がるかもしれませんが、実際の仕事において開発を行う場合は出力内容において責任を持つために何らかの確認が必要になりますので、マルチエージェントによって単純に開発速度が上がるかというとそこは難しいところではあります。
とはいえ、このようにより便利になるのは非常に良いことだと思います。

Cursor2.0で使えるようになった機能は他にもあるのですが、まずはこの辺で。

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