こんにちは。DX推進部の桂です。
AIをどう活用するかみたいなお話が多い昨今ですが、個人的に生成AIを取り巻く環境についてちょっとモヤモヤしていることをまとめてみようと思います。
この記事は「NEXTSCAPE Advent Calendar 2025」の20日目です。
エンジニアとして生成AIを触っていると、その進化とスピードには本当に驚かされます。
コーディングは任せられる、ドキュメント作成も楽になる、アイデア出しの壁打ち相手にもなる。
凄い勢いで便利になっていって、逆に使っていないと一気に置いていかれてしまう怖さも感じます。
ただ、仕事から離れて一介のオタクに戻ったときに少し気がかりなことがあります。
便利になった反面
生成AIの学習データには、ネット上から集められた大量の著作物が使われています。イラスト、音声、写真、文章——その多くは、作者の許諾なく学習に使われたものです。そしてそこから簡単に特定の画風や声を作り出せてしまう。
そういった事態に対して、自分がお世話になっているゲーム、マンガ、アニメのクリエイターが懸念を示しています。
いまやプロアマ問わず、SNSにアップされるイラストにAI学習対策の透かしが入っているのも当たり前になりました。
さらに厄介なことに、生成AIに懸念を示したクリエイターに対して生成AIユーザーが嫌がらせをするといったことも繰り返されています。「AI推進」と「反AI」というレッテルを互いに貼って対立を深めるシーンも見られるようになりました。
他にも、検索結果がSEO目的の中身のない記事に埋め尽くされたり、電子書籍などの販売サイトでは新着一覧やセール一覧が生成AIによる作品で埋め尽くされたりということは、すでに日常茶飯事です。
コンテンツ生成のコストが下がった結果、玉石混交どころか石ばっかりになりつつあります。
じゃあどうすればいいのか
学習内容の透明化、オプトアウトの仕組み、AI生成コンテンツであることの明示——こういったことをAIプラットフォーマーに求めていくしかないんじゃないかと考えていますが、現実は厳しい。
すでに出来上がっている学習データを捨ててまで、プラットフォーマーがそんなことをするとは思えないし、日本政府としてはこのあたりは目をつぶって推進していく方向らしい。
何とかならないものかなあ……とモヤモヤしながらも、エンジニアとしては乗り遅れないようキャッチアップを頑張る日々です。