はじめに
株式会社ネクストスケープ Chief Technology Office所属の小野塚です。
Claudeを提供しているAntorotopicから「Claude Cowork」というコード以外にも使えるツールがリリースされています。
元々はmacOS版が今年の1月12日にMaxプラン向けのみということで限定リリースされ、そこからProプランやTeamプランにも展開され、そして先日、といっても10日以上前、2月10日にWindows版がリリースされました。やや遅きに失した感もあるものの、macOS版の頃から気になっておりましたので今回どんなものなのかを調べてみました。
Coworkによる資料作成
さて、普段は私はClaudeのデスクトップアプリを使っておりまして、こちらは主にコーディング以外の部分、資料作成とか、仕事の中で発生したちょっとした疑問点を質問するといった形で活用していました。
特に資料作成という点ではWord、Excel、そしてPowerPointでも読み書きが可能であるため、非常に重宝しておりまして、MacOS版がリリースされた時も(ちゃんと調べていないせいもありますが)その存在意義というのがよくわからず、別にCoworkは必要無いのでは。。?と思っておりました。
で、今に至るわけですが、今回はまずは今までのClaudeでもやってきた資料作成をお願いしてみます。
Coworkのチャットで「AIエージェントツールを比較してExcelにまとめて」とお願いしてみます。
以下がその画面、通常のClaudeの画面と異なりまして、右側に「進捗状況」「作業フォルダ」「コンテキスト」が表示されています。

以下が作業完了時の状況です。
通常の場合と異なるのは「Sources」として情報元が明示されている点でしょうか。GoogleのNotebookLMもそうでしたが情報元が明示されているのは非常に助かります。

上記画面の右側、「コンテキスト」ー>「Web search」をクリックすると以下のように更に詳しくデータ元が表示されます。

以下が生成されたExcel資料の内容です。「AIエージェントツール比較」シートと、

もう1つ、「用途別おすすめ早見表」シートの2シートで構成されています。なかなかうまくできています。資料作成という点ではこの情報源の明示というのがCoworkならではのようです。

まだこれだけですと違いが感じられませんので、もう少し調べていきます。
スケジュールの最適化
次にデフォルトのホーム画面が以下のようになります。
「タスク」という表現からもエンジニア以外の方も含めたすべての方を対象にしているのわかります。

チャット欄に幾つか例がありまして、例えば「Optimize my week」(週の予定の最適化)をクリックすると以下のようにサンプルプロンプトが表示されています。

英語なのでちょっとわかりづらいかもですが、内容としては「週の計画と最適化を手伝って」という依頼をClaudeに投げるためのものです。
プロンプト内ではGoogleカレンダーを対象としているのですが、私は仕事ではGoogleカレンダーではなくOutlookを利用しているため、Outlookに書き換えて依頼してみます。
Outlookに対しては以下のWorkIQというMCPサーバーでアクセスできるはずなのでそれで依頼します(WorkIQもいずれ記事にしてみたいと思います)。
すると、Outlookのスケジュールデータを読み込んでくれて、スケジュール概要と、更に変更案の提案のための質問をしてくれます。
まずは「特に達成したい目標や優先タスクはありますか?」

ちょっと興味深かったので今回の質問を一通り載せてみます。次は「集中作業のために1日どのくらいの時間が必要ですか?」

次は「カレンダーに載っていない締め切りや約束はありますか?」

最後に「守りたい個人的な時間や境界線はありますか?」

こうして一通り質問に答えると以下のようにスケジュールの内容を分析し、このように変えてみては?という提案をしてくれます。このインタラクティブなやり取りは今までのClaudeのデスクトップアプリでは無かったものでして、非常に寄り添って考えてくれている感があります。

試しに変更を依頼してみましたが、WorkIQでは書き込みができないとのことで、.icsファイルを作成してそれを実行してみてくれと言われます。

ClaudeではGmailやGoogleカレンダーのコネクタもありますので、上記のようなスケジュールの分析・提案がGoogleカレンダーでも行えます。

ちなみに上記Googleカレンダーのプラグインでも読み込みのみで書き込みはできませんでした。セキュリティ的に制限をかけているのかもしれません。
ここでピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、Claude in ChormeというChromeの拡張機能を使えばGoogleカレンダーへの書き込みは行えます。
以下は実際に「2/24、10~11時に「Aさんとの打合せ」を入れて」と依頼した例です。Gmailもこれで同様に操作が行えますが、くれぐれも操作・指示にあたってはご注意ください。

あとは動作しているPC上のファイル操作も可能です。ただし、場所はユーザーディレクトリ配下に限定されています。これはMacOSに準じているんでしょうね。あちこちいじられてしまっても怖いのでこれはこれで良いかもしれません。
最後に
さて、一旦以上としたいと思いますが、Claude Coworkいかがでしょうか。
上で挙げたようにWorkIQやClaude in Chrome等、他のMCPやプラグインと組み合わせることで更にできることが広がっていくと思います。
前回紹介したNotebookLMもエンジニア以外のあらゆる方々に向けたツールでしたが、拡張性という意味ではCoworkに分があるかもしれません。一方NotebookLMは例えばソース元の明示という点に関してどこがどの部分の引用なのかを細かく明示してくれますのでその点はNotebookLMの方がよさそうです。
と、いったようにそれぞれにできることできないことがありますので、皆さんの業務にどちらが合っているか実際に触っていただくことをお勧めします。
エンジニア以外の全てのユーザーにプログラム以外の仕事も寄り添った形で対応してくれるこのCowork。今はまだリサーチプレビューとのことなので更なる進化が期待できます。
当社ネクストスケープはこのように生成AIを始めとした新しい技術・知識を日々取り入れており、Webサイト、スマホアプリ、Hololensアプリの開発をはじめ、CMSを利用したサイトの新規構築やリニューアルなど、お客様のニーズに幅広く対応いたします。お困りのことがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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