こんにちは。
3/26に弊社グループ会社の豆蔵が主催する豆ナイトという無料のイベントに出席してきました。
「春到来!次の年度に進級するための、アジャイルなステップアップ講座!」
- 「スクラムの知られざる勘所」
津田義史氏 (Microsoft IPX Team) - 「ふりかえりをステップアップ! ~ KPT ⇒ KPTA ~」
天野勝氏(永和システムマネジメント) - パネルディスカッション:「新年度に向けてアジャイル開発を振り返る」
アジャイル開発がテーマで非常に内容が濃く、面白くて勉強になりました。
「スクラムの知られざる勘所」では、タイムボックスについて改めて認識を共有するところから始まり、品質、納期、スコープとタイムボックスとの兼ね合いをどうつけていくのか、解説がありました。
次にZBB(ゼロ・バグ・バウンス)、リリーストレイン、パント等、既知の概念にあえてネーミングを
していることで明確化を促す話がありました。
そしてスプリントバックログ、プロダクトバックログのように今回やるものなのか、まだ未着手のものなのかを分ける用語としてのスプリントとプロダクトを他の用語にも適用して、
- スプリントタスクとプロダクトタスク
- スプリントフィーチャーとプロダクトフィーチャー
- スプリントバグとプロダクトバグ
と分類することが大事、という話がありました。
さらに、タイムボックスが終った時にやりきれなかったタスクはプロダクトバックログへ戻すしか無いのでタイムボックスの出口が見えてきたら計画を見直すタスクをマイルストーンの終了が来る前に実施する必要がある、という話がありました。
初めて聞く用語も多く、大変参考になった内容でした。
「ふりかえりをステップアップ! ~ KPT ⇒ KPTA ~」では、振り返りで用いられるKPTをうまく活用するためのTipsが色々と紹介されました。さらに、KPTをもっとうまく実践するために「Action」を追加したKPTAについてのお話がありました。
KPTを使ったふりかえりは形骸化しやすく、導入は容易ですが活用が難しいな、と感じていたのでとても参考になりました。
最後のパネルディスカッション:「新年度に向けてアジャイル開発を振り返る」では、アジャイル開発についての問題点・不満点をメインテーマにディスカッションが行われ、解決策として
「アジャイル」という言葉を使わない
のが良いのではないか、という「Action」(KPTAのA)が採択され、豆ナイトは終了しました。
ちなみに、VisualStudioOnlineではScrumを用いた開発を行うことができます。様々なカスタマイズが可能ですから、~~スプリント、~~プロダクトを作ることもできますね。
VisualStudioOnlineのALMはかなり良く出来ています。一度お試しあれ!