こんにちは。
最近、二兎追うものは一兎をも得ず、という諺がグサリとささる松永(@zt_megane)です。
それどころか、クラウドサービスではGCPもかなりサービスを充実させてきていますので、AWSとAzureの二兎だけでなく、GCPを加えた三兎を追う形になりつつあり、さながら白兎をおいかける、ふしぎの国のアリスのような気分です。
ちょっと想像して気持ち悪くなりました・・・。
さて、前回ではAWS上にSitecoreを構築する際の構成について記載をしました。
今回は、AWSではなくAzure上にSitecoreを構築する際の構成案について考えていきます。
(尚、お断りしておくのですが、これから紹介する構成はあくまで一例です。構築するサイトや要件によって適切なクラウド構成は異なります。ですから、あくまで参考として読んで頂けるようお願いします。)
<本番環境向け>
AWSではEC2でしたが、AzureではVMとなります。
ELBはALBとなります。なお、AzureではAZという考え方はありません。
AzureではPaaSが充実していますので、VMの代わりにWebAppsを利用するという案もありますが、
本番環境ですとセキュリティ要件を検討する必要がありますので、
NSG(ネットワークセキュリティグループ)の設定が可能な、IaaSを利用したほうが良策かもしれません。
基本的にはAWSのサービスがAzureに置き換わっただけで、構成自体は特に変わりません。
開発環境
こちらも基本的にはEC2がVMに置き換わっただけで、とくに構成自体はAWSと同じ形で良いかなと考えています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
クラウドのサービスの違いはありますが、Sitecoreを構築する上でベースとなる構成に違いはないかなと今回書いていて思いました。
ちなみに今回の案がSitecore構築の構成全てではなく、それ以外にもネットワーク周りやセキュリティ周り、ログ監視や非機能要件などについて、クラウドサービスを検討する必要がありますので、そこはご注意ください。