NEXTSCAPE blog

株式会社ネクストスケープの社員による会社公式ブログです。ネスケラボでは、社員が日頃どのようなことに興味をもっているのか、仕事を通してどのような面白いことに取り組んでいるのかなど、会社や技術に関する情報をマイペースに紹介しています。

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Azure BLOBのアクセス層 コールド層の追加(プレビュー)

はじめに

株式会社ネクストスケープ、ソリューションビジネス部所属の小野塚です。
先月Azureの更新情報を眺めていたところ以下の情報を見つけました。
Public preview: Azure Cold Storage | Azure の更新情報 | Microsoft AzureAzure Cold Storage, as the most cost-effective access tier wiazure.microsoft.com 

今回はこのコールド層が利用できるか、実際に試してみたいと思います。

Blobのアクセス層について

Azureを、そしてAzure Blob Storageをある程度使いこなしている方はAzure Storageは以下の層に分かれているというのはご存じかと思います。
・ホット層
・クール層
・アーカイブ層
この情報は私が昨年初めに受験したAZ-104でも触れられていた内容になりますので私も知識としては知っていました。

そして、上のURLによると上記の3つの層に加えてプレビューでコールド層が加わったとのことです。
ということで、とりあえずは現在の状況をポータルで改めて確認したいと思います。

コールド層への切り替え

適当なファイルをアップロードして、以下の画面のように「層の変更」を選択します。

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すると以下のようにアクセス層を選択できます。
確かに今まで通り、3つの層だけでコールド層はありません。
プレビューであれば表示されるのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、それはこの後説明します。

画像

さて、改めてコールド層なのですが、これを利用するにはフォームでの申し込みが必要となります。以下のURLの「Enrolling in the preview」にフォームへのリンクがあり、ここから申し込むことになります。
https://learn.microsoft.com/en-us/azure/storage/blobs/access-tiers-overview?tabs=azure-portal#cold-tier-preview
英語での入力になりますが、DeepLやGoogle翻訳等を使ってもらえればそれほど苦労しないと思います。

私が試した時にはリクエストを送ってから2時間程度でAzureから許可の通知が来ました。素早い対応で非常に助かります。
実際にストレージを作成し、層の変更を選んだ結果が以下になります。

画像

ちゃんとコールド層が選択できるようになっていますね。
ちなみに6月の終わりまでは利用できるリージョンに制限があり、この記事を書いたときにも一番近い利用可能なリージョンがKoreanだったのでそこで作成してみたのですが、その後Microsoftから通知がありまして、全てのリージョンにおいてこのコールド層が利用できるようになりました。

コールド層利用時の価格

価格は以下のURLの通りです。他の層と併せてコールド層についても記載されています。
https://azure.microsoft.com/en-us/pricing/details/storage/blobs/
クール層の約3分の1といったところでしょうか。
アーカイブ層と比較すれば3倍の金額となります。
こうして見るとクール層とアーカイブ層の金額の幅は非常に大きいものであったので、普段このアクセス層を有効活用されている方にとってはかなりメリットのある内容かと思います。
あとは「早期削除ペナルティ」。これはその層で一定期間を経過する前に削除または別の層にファイルを移動してしまった場合にはペナルティとして決まった金額が請求されるというものなのですが、これについてもクール層は30日、アーカイブ層は180日、そして今回のコールド層は90日、約3カ月となります。

以下のURLを読む限りではまだまだ色々と制限があるようでして、あくまで「プレビュー」であるということをご理解の上、皆さんお試しいただければと思います。

learn.microsoft.com

終わりに

もし皆さんの中でAzure Blobを利用していて、削除はポリシー等の理由でできないけれど、ほぼ参照することはないといったデータをお持ちの方、あるいは普段からクール層、アーカイブ層を活用されている方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
上記の価格でもおわかりになるかと思いますが、データ量が膨大であればあるほど、このアクセス層の活用はコスト面において効果が大きくなると思います。

今回は以上です。