iOSアプリ開発者目線でのde:codeセッションレビュー

こんにちは、ネクストスケープでiOSアプリ開発に携わっている鈴木です。モバイル担当としてde:code2015に参加しましたので、簡単にまとめたいと思います。マイクロソフトは、「いかに簡単に、マルチプラットフォーム対応のアプリを作るか」という点を重視していると感じました。


いかにアダプティブにするか
まずは今回、キーノートでUWP(Universal Windows Platform)に対応したアプリとして楽天トラベルのアプリが紹介されていました。 画面幅を縮めればスマホなどのモバイルで見やすい縦1列の表示になり、広げていくとデスクトップに最適化された3列に動的に表示が変更される動きをしていました。
これは、 SplitViewというViewコンポーネントが提供されていて、画面サイズ(Regular/Compact)で分岐して表示・非表示を動的に切り替えています。この辺りはiOSのユニバーサルアプリとそれほど変わらない実装です。
ただ驚いたのは、デバイスの解像度の違いによる自動リサイズでした。モバイルとデスクトップでのUXの差が発生しないように、OS側でアプリの画面上のサイズ自動的に調整してくれることです。
アダプティブ
つまり手元のモバイル端末は画面を近くで見ることが多い小さく表示、デスクトップは比較的遠くで見ることが多いため大きく表示されます。 これによって、自動的に最適なサイズに拡大・縮小されるので、アプリ開発者は様々な解像度で使用された場合のことを意識することなく、アプリの開発に注力できます。ちなみに、大きいタブレットがモバイルに分類されるかどうかは、まだはっきりしないとのことでした。
この辺りは、AppleのUXに対するアプローチとは異なっていて、開発者にやさしい対応だと感じました。
Mobile Services
マルチプラットフォームということで、Microsoft Azure のサービスであるMobile Servicesのセッションにも参加しました。
Mobile Servicesの機能として、バックエンドの実装なしに簡単にクロスプラットフォームのアプリが作れる mobile Backend as a Service(mBaas)と呼ばれるサービスが紹介されていました。
他社のmBaasと比較した時の最大の利点は、Mobile Engagementとの連携ができるという点があげられます。 Mobile Engagementとはユーザの操作を事細かにレポートしてくれる仕組みで、例えばどの画面で何回タップしたかということが管理ポータル上で簡単に確認できます。
この機能はアプリ開発者として、サービスの利用状況の分析をするのに非常に有効な機能です。
このセッションではWindows 10アプリでデモをしていましたが、iOSやAndroidでも同様のレポートが取れるのかどうかについて確認してみたいと考えています。
まとめ
以上、de:code2015のモバイル関係の話題を簡単にまとめました。
モバイル、デスクトップ、Webのバックエンドに関しては、多くの部分をMobile Servicesに任せることができそうです。また、iOSでは苦労していたユニバーサル アプリですが、Windows 10向けのアプリをUWPに対応させるのはとても簡単そうでした。Windows 10向けに開発したアプリがHoloLensで動くことを想像すると、胸アツですね。
またAndroidアプリや、iOSアプリをWindowsアプリにコンバートして公開できるそうです。これまでは、iOSやAndroidアプリを開発してきましたが、コンバート機能を使って、WindowsデスクトップやWindows Phoneへの展開も提案しやすくなると思いました。今後の展開に期待して動向を見守っていこうと思います。


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