前回は、アイテムとコンテンツの概要について紹介しました。
今回は、ベーステンプレート、レイアウトの等について紹介します。
▲Sitecoreが管理するテンプレートとスタンダードバリュー(_Standard Values)
テンプレートの継承
Sitecoreのテンプレートは継承することができます。そのため、全てのWebページで使われるメタ情報などを持つベーステンプレートを作ります。
ひとつのテンプレートからしか継承できないという制約はないため、多重継承を行うことができます。
とあるデンマークのベンダーに教えてもらいましたが、継承用のテンプレートはアンダーバーから始めるという命名規約を使う場合もあります。
またフィールドをまとめるフィールドセクションが多すぎると管理が難しくなるので、同じ名前で作るほうがシンプルになる場合があります。なお、フィールドの並び順も考慮して設計する必要があります。
テンプレートのスタンダードバリュー
アイテムを作成したときには、そのアイテムの初期値を設定することができます。
初期値を空白にしてNullチェックなどを設定することも可能ですが、初期値を設定しておくほうが利用者が何を入力するかが明確になって良い場合もあります。
$dateのような変数を使うこともできます。
また、挿入オプションを設定することで、特定アイテム配下で登録するテンプレートを設定することができます。
「年」の下に「月」、「月」の下に「日」、「日」の下に「ニュース」といったテンプレート構成を定義することができます。
あわせてワークフローも設定することができます。
▲Sitecoreのテンプレート、レイアウト、サブレイアウト、レンダリングの関連
レイアウト
レイアウトの構成においては、上図のようにスタンダードバリュー、レイアウト、サブレイアウトを組み合わせることで、アイテム作成時にWebのレイアウトが設定された状態でページ公開を行えるようになります。
スタンダードバリューのレイアウト設定と、プレースホルダー名によるバインドがされることがポイントとなります。
以上、サイトコアのテンレートとレイアウトの関連についてご紹介しました。