Sitecoreが主催するWebマーケティングに関する講習会、SBOSトレーニングに参加してきました。
SBOSとは、Sitecore Business Optimization Servicesの略で、ビジネスの戦略に合わせてWebサイトやデジタルマーケティングの戦略を最適化していくサービスです。
Sitecore本社の講師によるSitecoreの機能紹介、デジタルマーケティング戦略ステップに沿ったウェブサイトのペルソナ設定を検討する実践的なワークショップに弊社社員数名で参加したので、当日の内容をご紹介します。
サイトビジターがファンになる!Sitecore機能紹介
現在のマーケティングは、一方通行で情報を提供するAge of informationから、顧客からのフィードバックも重視したAge of customerの時代に入ったといわれています。エンゲージメント分析など、顧客が製品を購入した後もフォローアップし、顧客を離さない工夫が重要になってきます。Sitecore8では、以前のバージョンと比べてその仕組みがさらに強化されています。
Sitecoreは技術者だけでなく、セールス担当者でもサイトのルールを簡単に設定できます。顧客のことを一番理解しているセールス担当者が、顧客のカスタマーロイヤリティ向上のためのキャンペーンルールを作成することにより、より意味のあるキャンペーンが可能になります。
また、顧客のロケーション、IPアドレス、職業、SNSなどの投稿履歴も読み取り、より顧客が何を求めているか分かりやすくなっています。
各ページのシミュレーションテストもできるパスアナライズ機能も付随しており、顧客のクリック行動や顧客のページ閲覧時間などでA/Bテストを簡単に行えます。
また、検索エンジンの検索ワードによって、トップページのバナーを切り替えることで直帰率を下げると言った施策も可能です。
ユーザー目線に立ったサイト設計のためワークショップ
このワークショップでは、実際のサイトを例に、サイトの裏でどのようなペルソナ設定が行われているかを分析し、自分たちでもサイトデザインを行うというワークショップを行いました。
以下がウェブマーケティング戦略を考案する際の代表的な流れです。
① Strategic theme(戦略的テーマ)⇒例:Costcoの販売店
② Strategic objective(戦略的目標)⇒例:目的。露出度向上
③ Marketing objective(マーケティング目標)⇒例:何を達成したいか
④ Digital goal(デジタルゴール):ユーザーの行動(クリック)をポイント化し、効果を測定する。
サイトデザインステップ①
サイト訪問者のアクションにポイントを設定。解答例:
サイトデザインステップ②
ページレイアウト、ペルソナ設定を行う。解答例:
最後に
ウェブマーケティングはCMSの多彩な機能をどのように生かしていくかがキーポイントとなります。今回のワークショップで学んだ内容や気づいた内容を、既存のお客さまや今後、ご提案する機会があるお客さまに展開していきたいと考えました。ネクストスケープは今後も引き続き、サイトコア社の先進的パートナーとしてSitecoreを積極活用し、お客様の感動を実現してまいります。