こんにちは、クライアントビジネス推進部の老川です。
この記事は「NEXTSCAPE Advent Calendar 2021」の15日目です。
仕事を始めるとき、勤怠システムのへ打刻を忘れることありませんか?
リモートワークになってからしばらくして、弊社で使っている勤怠システムが変わりまして。
ログインしたら1クリックで打刻できるようになりました。
手動で時間を入力することに比べたら、はるかに楽です。
楽なんですが、ログインを忘れてしまうとどうしようもありません。
というわけで、勤怠システムの打刻画面を自動的に出すことに取り組んでみました。
ツールの検討
やりたいことは、勤怠システムの打刻画面を表示すること。
実現したいことが明確なので、悩むポイントは実現のために使うツールです。
ブラウザの自動操作をすることができるツールで有名なのは、Selenium です。
2008年ごろから使われているツールなので、触ったことがある方も多いと思います。
最近では、Python + PyAutoGui を使った方法もあります。 こちらのほうがマウスやキーボードを使った操作に近い操作ができるという話も。
今回は Power Automate Desktop を使うことにしました。 2021/12/15 時点、Microsoft 365 を契約している場合は追加費用なしで使うことができます。 また、ブラウザの入力欄やボタンの指定が対象画面を見ながらできるので、指定がすごく簡単なのもよいですね。
Power Automate を利用することができるライセンスの詳細はこちらをご覧くださいませ。
docs.microsoft.com
やったこと
Power Automate Desktop と、Google Chrome の WebDriver をインストールしました。
Power Automate Desktop のインストールに合わせて、Google Chrome の WebDriver もインストールしてくれるのが便利。
WebDriver は、外部からブラウザを自動的に操作するための拡張機能です。
Power Automate Desktop のインストールはこちらの手順を見ながら行いました。
docs.microsoft.com
Power Automate Desktop で作ったフローはこんな感じ。
フローとは Power Automate および Power Automate Desktop で作成した自動操作のかたまりのことです。
勤怠システムの打刻画面を出すついでに、作業メモ用のテキストファイルを作って表示することもやっています。
実は、リモートワークになってから宅配便やら何やらで作業が中断されることが増えたんですよね。
中断したところからいち早く作業に戻るために、個人的な作業メモを取るようにしています。
おわりに
今回使ったのはブラウザの自動操作と、テキストファイルの作成・表示だけでしたが、Power Automate Desktop ができることはまだまだたくさんあります。
日ごろ繰り返している操作を自動化することだってできますよ。
ぜひ、繰り返す作業は自動化して、やりたいことに時間を使いましょう。