NEXTSCAPE blog

株式会社ネクストスケープの社員による会社公式ブログです。ネスケラボでは、社員が日頃どのようなことに興味をもっているのか、仕事を通してどのような面白いことに取り組んでいるのかなど、会社や技術に関する情報をマイペースに紹介しています。

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Kentico Xperienceによるニュースメール作成

はじめに

株式会社ネクストスケープ、デリバリマネジメント部に所属している小野塚と申します。
今回はKentico社のKentico Xperience(ケンティコエクスペリエンス)を使ってニュースメールの作成をしてみたいと思います。

本記事のポイント:

Kentico XperienceではメールもCMSにおけるサイト編集同様、コーディングの必要が無く、図や写真も取り入れた見栄えの良いレイアウトのメールを作成することができます。

ニュースメール

例えばECサイトを作成した場合、何か新商品が発売されたタイミング、もしくはセールのタイミングでお客様に来てもらう必要が出てきます。
そのための手段として1つ考えられるのがメール、つまり、ニュースメール(ニュースレター)が挙げられます。

Kentico(ケンティコ)社のCMS、Kentico Xperience(ケンティコエクスペリエンス)ではWordPressのような通常のCMSが持つ非エンジニアのユーザーを想定したサイト更新の機能だけでなく、デジタルマーケティング機能も色々と備えております。
今回はその中のメール作成機能を紹介します。

ニュースフィードの作成

まずは「ニュースフィード」、いわゆるニュースメールの「グループ」を作成する必要があります。
例えば色々な機器を扱う会社で、カメラに特化したニュースメールを管理・配信したい場合はそれ専用のニュースフィードを作成し、そのニュースフィードの中で定期的にカメラに関する情報を記載したメールを作成・配信していくことになります。

では、管理画面から「Email marketing」アプリケーションを探してクリックします(Xperienceでは機能を「アプリケーション」と呼びます)。

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すると以下の画面に遷移しますので、左上の青いボタン「New email feed」を選択し、新しくニュースフィードを作成します。

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すると以下の画面になります。ここで重要なのが一番上の「Type」になります。
ここで「Newsletter」と「Email campaign」を選べます。
すべてのメールに対して同じ送信先を設定したい場合は「Newsletter」を選択し、各メールで効果に応じて異なる送信先を設定したい場合は「Email campaign」を選択します。

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その後送信元の名前やメールアドレス等を入力していくのですが、次にメールテンプレートについて説明します。

 

メールテンプレートの作成・選択

右側のメニューから「Email templates」を選ぶと以下の画面が表示されます。

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ここでテンプレート、つまり、メールのフォーマットの作成・編集が行えます。
最初にコーディングの必要が無く。。と書きましたが、このテンプレートの作成・編集についてはHTML・CSSの知識が必要となりますのでご注意ください。

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ただ、あくまでテンプレートですので一度ある程度汎用的なものを作ってしまえば、それ以降はこの後説明するようにコーディングの必要はございません。


先ほどの「Email feeds」の画面に戻り、画面下の「Add templates」をクリックすると以下の画面が表示され、ここでテンプレートを選べます。

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マーケティング関連の設定

一通り入力を行い「Save」ボタンを押すと、「On-line marketing」と「Double opt-in」、2つの設定が追加されます。

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「On-line marketing」はメールの開封やメール内のリンクのクリックを追跡できるようにするかといったマーケティング関連の設定、そして「Double opt-in」はその名の通り「ダブルオプトイン」、つまりユーザーがメルマガの受信や会員登録を申し込んだ状態を仮登録とみなし、登録アドレスに送信されてきたメールのURLをクリックすることで本登録とする仕組みで、その有効・無効の設定が行えます。
ダブルオプトインは「Newsletter」のみの設定となります。

そして右側のメニューで「Emails」を選ぶと以下の画面になり、ここで「Create new email」を選ぶことで実際に送りたいメール内容の作成・編集へと進んでいきます。

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メール本文の作成・編集

以下の画面になるので件名を入力し、「Create」ボタンをクリックします。

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そして更に以下の画面へと遷移します。詳しい作り方は割愛しますが、画面右に「Text」や「Image」というのが存在しているのが見えると思います。

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これらはメールを構成する部品となりますので、ドラッグ&ドロップして、テンプレートで配置可能な箇所として設定されたところに好きな部品を配置し、「Text」であれば任意の文章、「Image」であれば任意の画像を選択し、メール本文を作成することができます。

 

まとめ

少々端折らせて頂いた点もございますが、これがXperienceによるメール作成・編集となります。
メールの作成の説明だけでデジタルマーケティング機能の紹介というのは少々憚られるものがありますが、メールの開封・リンククリックの追跡といった設定があることから、その可能性が垣間見られると思います。

もし興味がございましたら、Xperienceの説明、デモのために打ち合わせを実施させていただきます。
トライアルの環境もございますので以下の製品サイト、もしくは弊社サイトからお問い合わせください。
製品サイト:https://kentico.jp/xperience
会社サイト:https://www.nextscape.net

今後の記事において配信に関連する内容、更にマーケティング寄りの情報をお伝えできればと思いますのでよろしくお願いいたします。