はじめに
株式会社ネクストスケープ エンタープライズサービス部の小野塚です
OpenAIのコーディングエージェントであるCodexが良さげであるとあちこちで言われていながらもなかなか業務に追われて触れず。。といいますか、Cursor+Claudeで十分事足りていたこともありまして、これで満足していた部分もあったのですが、8/27にCodex IDE 拡張機能が公開されたので試してみることにしました。
これはVSCode等からCodexが使えるというものでして、以下のサイトからVSCodeやCursorで利用可能なCodex拡張機能がインストールできます。
インストール
私はCursorメインですのでCursorに入れてみることにしましょう。
上のサイトからCursor用のリンクをクリックするとCursorが起動すると共に以下のように拡張機能の内容が表示されますのでインストールします。

左側のウィンドウにCodexのアイコンが表示されるようにピン止めをしておき、Codexに切り替えてみます。

すると以下のようにサインインを促されますので、クリックしますとブラウザでサインインを求められますので自身のアカウントでサインインします。
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以下のようにCodexのチャット画面が表示されます。
デフォルトであればCursorにおけるチャット画面というのはモデルに関係無く右側(右端)のウィンドウに表示されるはずなのですが、Cursorは左側となりまして、別々のウィンドウとなります。
つまりはCodexは今までの生成AIにおけるチャット用のウィンドウとは別の専用のウィンドウを持ち、1つのCursor内において同時にCodexとClaudeによるプロジェクト管理、タスク実行が可能になるわけでしてこれだけでもちょっと興味深いものがあります(この理由については別途後述します)。
画像
Codex用のSettingメニューもありまして、それを開くと以下のようにCodex用にMCPも設定できることがわかります。
ちなみに今回はMCPに何も設定しない状態での動作となります。

解析・改修
では、いつも私が試しているようにVisual Studioで.NETの簡単なウェブページを作成し、解析を促します。
解析においては都度承認を求められます。以下のように「this time」と「every time」、つまり「今回」と「ずっと」ということでどんどん進められるのは怖いので全て「this time」にしています。

解析結果は以下の通り。まあ、あまり他のツール、モデルと違いは無いような気もします。

そしてこれもいつも通り「現在のホームページをもっとモダンでレスポンシブなデザインに更新して、Bootstrap5を使って、カードレイアウトやグラデーション背景を追加してください」
とお願いしてみます。
すると以下のように作業を開始し、変更点は以下のようにわかりやすく表示してくれます。とはいえ、このあたりは他のツール、モデルでも対応してますね。

一通り作業が終わると更新内容を説明してくれます。

次にビルドを依頼します。Cursor+Claudeでは可能でしたが、こちらはどうでしょうか。
ちなみに、あえて説明するまでもないかもしれないのですが、自身で別のIDE等でビルドを行い、エラーが出ればそのスクショを撮って共有して。。ということもできます。
ただ、画像の認証が出来ない場合もあったり、そもそもそのやり取りの手間も結構大きかったりするのでビルドが実行できるというのはAIツールを扱うにおいて個人的には大きなポイントになります。
さて、Cursor+Claudeではチャットのウィンドウ内、もしくはCursor内の別ウィンドウにビルド結果が表示されるのですが、Codexでは以下のように(といってもわかりづらいかもですが)コマンドプロンプトが別に起動し、そこでビルド状況が確認できます。

私だけかもしれないのですが、Cursor+Claudeではビルドやアプリの実行状況が最初に表示されない場合があったり、次に進めてもらうためにリターンキーを押したりしないと反応が無かったりするのでなかなかもどかしさを感じることが多いのですが、Codexでは(少なくても今回試した限りでは)そういったことは無かったです。
あとはそもそもCursor内のウィンドウですと、表示領域も小さかったりするのでこのように別ウィンドウで表示してくれると見やすさとしても個人的には非常に良かったです。ただ、ウィンドウの切り替えが必要になりますのでここは好みが分かれるかもしれません。
そして何も言わなくても起動まで実施し、その旨を伝えてくれるのですが、URLにアクセスしても表示されなかったため、「起動できていないよ」と伝えます。

するとCodex自身が色々と調べてくれて、自己解決してくれます。
再度指示されたURLにアクセスすると

以下のように画面デザインが更新されていることを確認できました。
ちなみに今まで同様の内容を各ツール・モデルに依頼し、文言が日本語になっていたのは今回が初めてです。日本語でのやり取りを元々お願いしていたのでそこに配慮してくれたのかもしれません。だとすると気が利いてますね。

Reasoning effort
ちなみにチャットウィンドウのプロンプト入力欄の下側にも設定箇所があり、例えば以下の「Reasoning effort」、

これに関してCodexに聞いた内容をそのまま挙げておきます。簡単に言えばどこまで深く考えてくれるかどうかの設定ができるというのものですね。上で挙げた通り4段階ありまして、今回はデフォルトのMediumで試しています。
「概要
意味:
モデルが内部でどれだけ時間と計算資源を使って考えるかの目安(思考の深さ/丁寧さの設定)。
効果:
値を上げるほど、曖昧さ解消や代替案検討などが増え、回答の精度や網羅性が上がる一方、レスポンスが遅くなりやすい。
非公開思考:
内部推論量を増やす設定であり、推論過程そのもの(思考ログ)は開示されません。
使い分け:
複雑な設計・デバッグ・要件整理には高め、単純作業や素早い確認には低めが適しています。他設定との関係: 生成の「温度」等と独立ですが、併用で出力の幅や安定性に影響します。」
改修後には以下のようにファイル一覧をまとめてくれまして、改めて各ファイルの差分が確認できます。これも使い勝手としては良かったです。

仕様書の作成依頼
では、他のツール・モデルでもお願いしている仕様書の作成を依頼してみます。実はここで他のツール・モデルとの差が出てきました。

Codexの場合、一通り書いて終わりではなく、図やスクリーンショット、API仕様を追加するかどうか促してくれました。
なのでお願いしてみます。すると。。

更にシーケンス図やサイトマップも書きましょうか?と言ってくれます。
何も言わずともどんどん深堀してくれますね。遠慮なくお願いしてみます。

すると更にユーザーフロー図の追記やサイトナビゲーションの詳細追加を聞いてきます。(良い意味で)終わらない。。

これも依頼することにして、一通りやり取りが完了しました。
以下がCodexが書いてくれたMarkdownファイルの内容の一部です。
提案してくれたサイトマップやシーケンス図がMermaidで記述されています(Obsidianでの表示結果です)。

ということで、依頼している内容がそれほど複雑ではないため、あまり違いは無いかなと思いながら試しましたが、他のツール・モデルよりも一歩先に踏み込んだ対応をしている雰囲気がありますね。
当然プロジェクトによっても対応の粒度は変わってきますし、同じプロジェクトでもまた違った内容になる可能性はありますが、更に使ってみたいと思わせる結果でした。
モード切替
あとはCursorの元々のチャットウィンドウにもありますが、モードの切り替えもできます。

これもCodexに聞いた内容をそのまま載せておきます。今回はAgentモードでの実行結果となります。
「Chat:
会話のみ。コマンドやファイル操作は行わない安全モード。
Agent:
端末コマンドやファイル編集を行う自動化モード(通常はサンドボックス+承認付き)。
Agent (full access):
ほぼ制限なしで実行・編集・ネットアクセスまで可能なフル権限モード。
■Chat
目的: 設計相談、コード解説、手順提案などテキスト応答に特化。
実行権限: なし(コマンド実行・ファイル変更・ネットアクセス不可)。
リスク: 最小(誤操作の心配なし)。
用途: 仕様策定、設計レビュー、軽いQA。
■Agent
目的: 実際のリポジトリでの編集・ビルド・テスト等を自動化。
実行権限: サンドボックス内でのコマンド実行・ワークスペース内のファイル編集が可能。ネットや外部書き込みなどは制限。
承認フロー: 必要な場面で都度承認(on-request など)。破壊的操作や外部アクセスは確認を求める。
リスク: 中。作業は基本的にワークスペース内に限定される。
用途: 既存コードの修正、ページ追加、スタイル調整、ローカルビルド/テストの実行。
■Agent (full access)
目的: 制限なく素早く一連の作業を完了。依存インストールや外部ツール実行も含む。
実行権限: 広範(例: 任意ディレクトリ書込、パッケージインストール、ネットアクセス、プロセス起動/停止など)。
承認フロー: 省略または最小。自動で実行される想定。
リスク: 高。意図しない変更や環境破壊の可能性があるため、バージョン管理とバックアップ前提。
用途: 開発マシン上でのフル自動化、依存環境の整備、長いバッチ処理。」
最後に
まだ公開されて間もないですが、このCodex IDEの拡張機能、巷でもなかなか評判が良さそうです。
私がCursor+Claudeを使っているというのは最初に書いた通りなのですが、Claudeにとってちょっと難しい質問になると思考がループしてしまう場合がままありました。
そういった場合にChatGPT5にその質問だけ依頼するとあまりコンテキストを伝えなくても結構良い結果を返してくれることがあり、GPT5はなかなか良さげだぞという印象がありました。
なので、先ほど書いたようなループが発生した場合はセカンドオピニオン的にChatGPT5に質問を行い、「ChatGPTはこう言っていたぞ」とClaudeに返すとまた違った反応が得られて作業が進む場合が多々あったのです。
そういった使い方をする場合において今まではChatGPT5はブラウザでClaudeはCursorで。。というように切り替えが必要だったのですが、これがCursor1つで完結することになるわけで個人的にも非常に便利な機能となります。
次々と各モデル、ツールにおいて便利な機能がどんどん出てきますね。
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