こんにちは。コンサルティング&テクノロジー部の松永です。
この記事はCogbot! Advent Calendarの14日目の記事です。
実は別の記事を書く予定でしたが、Azure Bot ServiceとLUISがGAしましたので、そちらを試してみました。
Azure Bot Service
AzureポータルからBotで検索すると、2種類でてくるようになりました。
- 「Web App Bot」はAzure WebAppにホストされるBotです。
- 「Functions Bot」はAzure FunctionsにホストされるBotです。
それぞれ料金体系が異なりますので、どちらかを選択してからBotを作成します。
Botの作成
Botの作成ボタンを押したら、必要事項を記入していきます。
ボットテンプレートでは、作りたいBotのテンプレートを選択することで自動的にその用途に合ったBotのひな型が作成されます。
ただ、ドキュメントには「Question and Answer」のテンプレートも含めた5種類とありますが、
2017年12月14日現在、私のポータルからは4種類のみ選択可能となっています。
価格は2種類が選択できます。
F0 (Free Tier: 無償プラン):DirectLine および WebChat : ~ 10000 メッセージ/月
S1 (Standard Tier: 有償プラン):DirectLine および WebChat : 1000 メッセージ/月あたり51円。
※価格は変動します。
詳しい価格は以下を参照してください。
またGAしたことで、SLAが99.9%となり、Azureサポート対応になりました。(有償プランのみ)
LUIS
LUISもAzure Bot Serviceと合わせて待望のGAとなりました。
LUISはurlはそのままですが、UIが大きく変わりました。
ただ機能自体は大きく変わっているわけではありませんので、以前からLUISを使っている方は、すぐに使えるかと思います。
尚、Azure Bot Serviceから、LUISのテンプレートを作成した場合、LUISにアプリが連携して登録されています。
今回GAにあたり、Intentが500、Entityが100まで作成することが可能となりました。
価格は2種類が選択できます。
F0 (Free Tier: 無償プラン):~ 10000 トランザクション/月
S0 (Standard Tier: 有償プラン):最大50トランザクション/秒 1000トランザクションあたり~153円程度。
※価格は変動します。
詳しい価格は以下を参照ください。
最後に
Azure Bot ServiceとLUISがGAしたことで、チャットボットサービスを開発できる土台ができたと思います。
チャットボットはAI関連の機能を取り込みやすいUIですので、AIが盛り上がるいま、同時にチャットボットサービスも盛り上がりを見せるかなと思いますので、これから面白いBotをいろいろと作っていければと思います。
参考サイト: