はじめに
株式会社ネクストスケープ、デリバリマネジメント部所属の小野塚です。
弊社はチェコのKentico社のCMS、Kentico Xperience(ケンティコ エクスペリエンス。以下Xperience)の販売代理店であるとともに、Xperienceを用いたサイト構築を請け負っております。
XperienceはWordPressのようなCMSであると同時にMA(Marketing Automation)等、デジタルマーケティング機能も有しております。つまり、サイト構築、そしてエンジニア以外の人間によるサイト更新だけでなく、そのサイトにおけるデジタルマーケティングも実施することができます。
今回はそのデジタルマーケティング機能のうち、コンタクトマネジメントについてご紹介したいと思います。
コンタクトマネジメント(コンタクト管理)とは
Webサイトの効果・成果を調べるためには、Webサイトに訪れるユーザーの動きを把握する必要があります。
Google Analyticsを使えばPV数や、どのページに多くアクセスがあるか等、ある程度まとまった情報は得られますが、個別のユーザーの動きとなりますとそのためのツール・仕組みを入れる必要があります。
世の中に出ているMAツールにもそういった機能はありますが、Kentico社のCMS、Kentico Xperience(ケンティコ エクスペリエンス)にも同様の機能があります。
今回はその機能、コンタクトマネジメントについて説明します。
Kentico Xperienceでのコンタクトマネジメント
まず、Xperienceの管理画面から右側の検索窓、メニューバーを表示させ、Contact managementアプリケーションを選択します(Xperienceでは機能を「アプリケーション」と呼んでいます)
すると、以下のような画面が表示されます。
コンタクト一覧及びコンタクト詳細
直前の画面、右端のメニューで「Contacts」を選んだ場合も同様の画面が表示されますが、ここで表示されている内容がWebサイトに訪れた人達の一覧となります。
この中から任意のユーザーを選んでみましょう。各ユーザーの右側にある目のようなアイコンをクリックします。
以下の画面で各ユーザーの詳細が表示されます。
国や年齢等、そのユーザーの「属性」だけでなく、下の方にスクロールするとどのニュースレターを購読しているか、どのフォームに入力したかといった「行動」まで確認することができます。
アクティビティログ
「Contacts」では人を軸にした内容ですが、右側のメニューから「Activity log」をクリックすると、そのサイト全体に対する操作が一覧で表示されます。所謂監査ログになります。「Last name」に「Anonymous」という表示がありますが、これはまだユーザーが具体的になっていない、匿名ユーザーとなります。
入力フォーム等でCookieとユーザー情報が結びつくことで「Anonymous」が個別のユーザーに変わります。
最後に
コンタクトマネジメントによりユーザーの動きが見えてくるわけですが、これだけでは(利用ユーザー数が多いサイトほど)途方に暮れてしまうと思います。
蓄積されていくユーザー情報とそれらの機能を組み合わせることで、ECサイトであれば商品の購入、会社サイトであれば製品やサービスに関する問い合わせ、採用の問い合わせ等、目的の達成に向けた取り組みが可能となります。
Xperienceの導入またはXperienceによるサイト構築を検討される場合は是非弊社サイトにお問い合わせください。商品説明、デモ、トライアル等、様々なご要望にお応えいたします。