Windows Server 2012 R2 Hyper-V と Azure Site Recovery で DR その2

こんにちは

JMテクノロジー 西森です。

前回Azure上にHyper-Vの仮想マシンを取得するところまでを実施しました。
今回はオンプレミスサイトにサイト障害が発生した場合を想定して、
Azure上に仮想マシンを復旧させてみます。


基本的な流れは簡単で、
(1) ネットワークIPを指定する
(2) フェールオーバーを実行する
のこれだけ。
それでは、やってみます。


(1)ネットワークIPの指定
保護された項目 → 保護グループ → 「asrtest01_safe01」を選択します。


そのあとマシン名を選択 → 構成 を選択します。

画面下部に、ネットワークに関する設定箇所が出てきました。
ここで、前回作成したネットワークを指定し、さらにサブネットとIPを指定します。

今回は 192.168.36.100 という、元々使用していたIPとは別のIPを指定してみます。


指定したら、忘れずに保存してください。

(2)フェールオーバーを実行する
もう一度 保護された項目 → 保護グループ → 「asrtest01_safe01」を選択します。
画面下に「フェールオーバー」があるので、そちらを選びます。

failover001

failover002

すると、「計画されたフェールオーバー」と「計画されていないフェールオーバー」を選ぶところが出てきます。
ざっくりいうと、
計画されたフェールオーバー:オンプレミスサイトの仮想マシンを停止してから、Azure上にフェールオーバーする
計画されていないフェールオーバー:オンプレミスサイトの状態を無視して、Azure上にフェールオーバーする
という違いです。
今回はサイト障害を想定していますので、後者の「計画されていないフェールオーバー」を選びます。

※ちなみに「テストフェールオーバー」を実行すると、オンプレミスサイトに影響なく、
※フェールオーバーが正しく動作するか確認することができます。
※今回は手順の記載を割愛しますが、一度実施されることをお勧めします。


failover003

Azure上へのフェールオーバーを行うか確認する画面が表示されますので、このまま次に進めます。
なおデータ同期の為のオプションもありますが、今回はサイト障害を想定しているので指定せずにこのまま先に進みます。


同期が始まるとこんな感じです。

failover004


詳細画面はこんな感じです。

failover005

後は完了するのを待つだけです。


完了するとこんな感じです。

failover005

failover006

大体15分くらいで終わりました。


Virtual Machineの一覧からも、今回の仮想マシンがAzure上で起動していることがわかります。

failover007


ここで注意があります。クラウドサービスは作成されますが、エンドポイントは作成されません。

failover008

つまりこのままではインターネットから仮想マシンにアクセスできません。 ※リモートデスクトップもできません
アクセスするためには
 ・リモートデスクトップ接続用のエンドポイントを作成する
 ・ポイント対サイト接続等を利用して、AzureネットワークにVPN接続する
等の方法を使用する必要があります。


いかがでしょうか。
オンプレミス環境がWindows Server 2012 のHyper-V環境であれば、
非常に簡単にDR環境を導入できることがご理解頂けたと思います。

本来は次回、Azure上にフェールオーバーした仮想マシンを、
さらにオンプレミス環境のHyper-V上にフェールバックする想定でしたが、
本検証で使用していた物理サーバーが壊れてしまいまして…。

実は上記理由で、サイト障害発生というシナリオにした次第です。

※壊れる前に一度試したときは、問題なくできました


次回はStorsimple 7020について書こう! と思っていたのですが、
ひょんなことからAzure HDInsightのHadoop(Linux)やSpark、Azure Power BI と
遊ぶことになったので、そちらを書いてもいいかなと思い始めています。

それではまたー。


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