Microsoft Azureの仮想マシンは単体のサービスで動作するわけではなく、複数サービスを結集して作られています。テストで作成した後に削除する必要がでてくることもしばしばあります。そこで、今回はクラウドサービス、仮想マシンの削除の場合の動作をまとめてみました。
クラウドサービス、仮想マシンの削除の影響範囲
クラウドサービス、仮想マシンの削除の影響範囲は次の通りです。
サービス | デプロイ | 削除の種類 | クラウドサービス | 仮想マシン | VHD | VIP |
---|---|---|---|---|---|---|
クラウドサービス | なし | ― | ○ | ― | ― | ― |
あり | クラウドサービスとそのデプロイを削除します | ○ | ○ | ○ | ○ | |
すべての仮想マシンを削除する | ― | ○ | ― | ○ | ||
すべての仮想マシンと接続されたディスクを削除する | ― | ○ | ○ | ○ | ||
仮想マシン | ― | 接続されたディスクの削除 | ― | ○ | ○ | ○※ |
― | 接続されたディスクの保持 | ― | ○ | ― | ○※ |
※クラウドサービスに含まれる仮想マシンが0台の場合に対象となる
サービスを削除すると完全に消えてしまうため、作業時は慎重に行っていきたいものです。
また、上記の表の※はクラウドサービスに含まれる仮想マシンの数によって動作が異なります。グローバルIPアドレスを使用した構成を行っている場合は注意が必要となりますので 予約済みIPを使用するなど、適宜ご対応ください。