こんにちは。松永です。
さて、前回の記事で書きましたが、
本日のBuildでHoloLensを運良く体験することができ ましたので、
そちらについて、私なりの所感を交えつつ、 HoloLensはどんな感じなのかを、
少しでも皆様にお伝えできたらなと思います。
なぜHoloLensを体験できたのか?
まずはなぜ体験できたのかからお話ししましょう。
そもそもHoloLensのデモは当初から予定されていましたが 、
その方法は当日までよくわかりませんでした。
そんな中、Keynoteは必ず聞こうと早く行き、 会場前で待っていたら、
なんとスタッフの人が、体験チケットを配り始めたのです。
これは欲しい!と思いましたが、 そのスタッフさんは自分からは少し遠い位置にいて、
同じくゲットしようとしている人混みに阻まれて、 なかなか近づけません。
これはどうしたものかと思っていたら、 なんと同行している坂本さんがチケットをとってくれたじゃありま せんか!
(奇跡のチケット)
おぉぉ坂本様!ありがとうございます!
おかげで、HoloLensの体験をすることができました。
大注目のHoloLens
さて、チケットに書いてあった16時頃にデモエリアに行くと、
そこには、既に体験待ちの列ができていました。
私もその列に並び、今か今かと待っていると、 ふと気がつきました。
なんと、その列の更に外側に、 体験チケットを求める人の列ができていたのです。
どうやら、本日分は配布が終了しており、明日、 明後日分の配布を午後6時から行うとのことで、 その列のようでした。
そんな中、今日に体験できるとはなんとラッキーなんでしょうか。
早起きは三文の得とはよく言ったものです。
いよいよHoloLensの体験へ
(まずは説明を受ける)
HoloLensの体験は、10人程度のグループで行いました。
最初に装着時の説明をビデオで聞き、その後機械を使って、(おそらく)目の焦点の数値を図ります。
なんでもHoloLensは焦点の数値が50~70くらいの人は自動調整をするそうです。
ちなみに自分は63.5でした。
さて、そこまでしたら、準備が完了。
いよいよ体験ブースの中へと入っていきます。
HoloLensの装着感はGood
(HoloLens。(Keynoteにて))
体験ブースは教室くらいの大きさで、薄暗く、 奥中央の壁際にある円柱のまわりに沿うようにして、 弧を描いたテーブルがあり、 そこに10台のマイクロソフトHoloLensが並んでいました 。
それぞれがHoloLensの前に立つと、 スタッフにかぶってくださいと言われました。
いよいよHoloLensをかぶります。
HoloLensの大きさは頭をカバーする分、少し大きめ。
ただ重量は見かけほど重くはありません。
HoloLensの調整は後ろのダイヤルで行います。 ダイヤルを時計周りに回すと、 頭のリングが締まるつくりとなっています。
ブレがないように、しっかりと絞めましたが、 締め付けるような痛みはなく、
上下左右に首を動かしてもずれる気配がありません。
なかなかのフィット感です。
また、上下と前後も稼働するので、 見え方を調整することができます。
これには少々てこずりました。私の場合は、 どうしてもレンズが下に下がってきてしまったので、 調整しながら見ていました。
これは鼻の高さとかが関係あるのかもしれませんね。。。
尚、眼鏡の上から装着しましたが、 どこかに引っかかることもなく、問題ありませんでした。
日頃から眼鏡をしている私としてはうれしいですね。
ただ、どうしても重心が前に来てしまうので、 そのままにしていても俯きがちにはなりました。
さて、 装着すると先ほどの円柱の上に火星が浮かんで見える様になりまし た。
火星が見えるのは円柱の上だけで、 あたりを見回しても普通の部屋のままです。
なるほど確かに実態を伴って、「そこにある」 ように見えている感じがします。
スタッフは火星が全員見えたことを確認して、 次の部屋に促します。
次の部屋は、 学校の教室を2つ繋げたくらいの大きさで全体的にダークグレーな 色合いで統一されています。
入ってすぐわかるのは、HoloLensのレンズ部分だけは、 銀河や星が見えるということです。
HoloLensの見え方
HoloLensはPlayStationVRやOculusの ような没入型のVRではありません。
ですので、周りの視界は見えています。
どのような見え方なのか気になるかと思います。
具体的に説明すると、 カメラのアングルを探るときに親指と人差し指で長方形を作る
時があるかと思いますが、それを目から15㎝ ほど離したところで作ります。
作ったら、 その親指と人差し指で作られた長方形の内側がホログラムで作られ た世界で、外側が現実の世界(見たままの視界)となります。
次の部屋に促されてみた銀河や星は、内側の部分だけしか見えず、 外側の世界ではただの部屋として見えるのです。
HoloLensのデモ
次の部屋で見せてもらえたのは「DESTINATION MARS」というもので、火星に降り立ち、 火星を学ぶというものでした。
最初に老人の方(おそらく教授)が出てくるのですが、 それはスターウォーズエピソード4に登場したオビ= ワンを彷彿とさせ、それだけでも未来を予感させました。
また、その老人が両手を上げると、銀河がいきなり、 火星の地表に早変わりします。
赤茶けた土が遥か続く地平線。
振り返ると、遠くのほうに山が見えます。
足元を見るとでこぼこした大地。
足元を見るとでこぼこした大地。
映し出されるホログラムは3Dなので、 どこに動いてもリアルな見え方になります。
しゃがんだりしましたが、 その高さに合わせて画像が映し出されるので、 違和感はまったくありません。
しゃがんだりしましたが、
ただ、映し出されるのはあくまでレンズの部分だけなので、 たとえば老人の近くに行くと、見切れてしまいます。
あとはイヤホンをしていないのに、 音声がとてもクリアに聞こえました。
これは骨電動を使って鳴らしているのでしょうか。 そこまではわかりませんでしたが。
火星の地表や、将来の火星の将来の姿までを10分くらい見て、 HoloLensを使った火星体験は終了しました。
火星の地表や、将来の火星の将来の姿までを10分くらい見て、
HoloLensの需要
Keynoteでも言っていたかと思いますが、 HoloLensは周りが見える分、
教育機関との親和性は高いと思います。
実際にリアルな体験をしてその効果を実感しました。
ホログラムとわかっていても、 教科書で見るよりも何倍もの情報量が入ってくる
感覚になります。
そして、周りの人が見える分、 人同士がぶつかるということもなく、 行動に支障をきたすことは限りなく少ないです。
さらに、既存の物体の上にホログラム映像を重ねることで、 よりクリエイティブな発想や、物事の理解が進むと思います。
ほんとうに未来が楽しみなデバイスでした。
今日はとても貴重な体験をしました。
おまけ
体験後、 記念撮影用のHoloLensを装着して写真を撮りました。
おまけ
体験後、
スタッフにポーズを注文され、 日本人だから忍者だろうとポージングしたら、
本当にそれでいいのか?と真顔で言われ、
【続きはこちら】
Build2016参加レポート④ -Xamarinの熱気-
【過去のレポートはこちら】
Build2016参加レポート① -Registration-
Build2016参加レポート② -Keynote&Session-