こんにちは。松永です。
サンフランシスコに来てからというもの、
快晴続きで、非常に快適に過ごしています。
ただ、やはり朝晩は寒く、コートがないとつらいです。
さて、水曜日から始まったBuild2016も、 最終日の3日目となりました。
最終日はKeynoteもなく、ゆったりと始まり、最後のイベン ト等もとくにありませんでしたので、ゆったりと静かに終わってい きました。
連日お送りしたこのレポートも今日で最後となります。
今回は少し視点を変えて、 会場内の雰囲気がどんなものだったのかを
お届けしたいと思います。
様々なセッションが行われたシアターブース
大きなSessionルームのほかに、 MoscoCenterの1階の展示場では、
20分程度のミニセッションを行うシアターブースというものが4 つほど
ありました。
そこでは、様々なテーマでセッションが行われていました。
例えば、大型ディスプレイであるSurface Hubのデバッグの繋げ方であったり、
今回のKeynoteで登場したBotの作り方や、
HoloLensのフライトシュミレーターのデモなどを行ってい ました。
どれも非常に面白い内容で、多くの参加者が詰めかけていました。
(Surface Hubのデモ。でかい。)
(Bot Frameworkを使ったBotデモ)
(HoloLensのフライトシュミレーター)
Buidのお食事
Buildではお昼がついてきます。 日本でいうところのお弁当ですが、
参加者は肉か野菜かを選んで食べるスタイルです。
(1日目。ハムチーズサンドとサラダ。
(2日目。
辛くはない。紙袋の中はやっぱりぎっちりしたケーキ)
(3日目。チキンのサンドとサラダとクッキー。)
どれもボリューム満点で、なかなか食べるのに苦労をしました。。 。
そして、ご飯が恋しいです。
Buildを終えて
最後に、3日間のBuildを終えて思った感想が、 大きく2つあります。
1. Microsoftの今までのイメージは大きく崩れ去り、 大きな期待を感じさせた。
ともに日本から参加していた方に何人かお聞きしたところ、
Microsoftのイメージが変わった。
こんなにオープン化を進めるとは思っていなかった。
ということでした。そして、私も全く同意見です。
今回のKeynoteでも発表がありましたが、 WindowsでBashが動かせると誰が思っていたでしょうか 。
もしタイムマシンがあって、1, 2年前に遡ってその事を告げても、誰一人として信用する人はいな かったのではないでしょうか。
それとXamarinの完全無料化。 そしてRuntimeのオープンソース化。
こちらも昔のMicrosoftなら考えられなかったことです。
動きがとても早く、そして開発者が好む、 好きに作れる環境を整備してきています。
これでは逆に、 AmazonやAppleの方が保守的に見えてしまうくらいです 。
今回のBuildを受けて、 もちろん他企業は様々な対抗策を講じると思いますが、
開発者としてはそれが更に良い競争を生んでくれることを期待して 止みません。
2.DevOpsが当たり前の環境。
セッションでいくつか出ていたのが、 DevOpsというキーワード。
日本ではDevOpsと聞くと???? な人もまだまだ多いのではないでしょうか。
ただ、 こちらでは当たり前のようにDevOpsがうまく動かせるよと言 っていて、
それにみんなも「ふーん」というように当たり前に聞いている。
日本では、まだまだウォーターフォールが主流ですし、 アジャイル開発をしているところも多くはありません。
DevOpsのような、 1日に何回もリリースなんて奇跡のような状態です。
それが、こちらではもはや当たり前のような反応。
これには、とてつもない危機感を私は感じました。
もちろん、 日本の企業でも実践されているところはいくつもあります。
でも、常識となるところまではいっていない。
大半の人に考えが浸透していない。
そして、それが浸透するまでに、 果たしてどれくらいかかるのだろうか。
と考えると、今のアメリカと日本の差を感じずにはおれません。
帰ってからが本当のBuild
今回このBuild2016に参加して、本場の空気を感じ、
いろいろと考えさせられる事が多かったです。
ここで得た知識を是非持ち帰って共有し、 明日に繋げて行きたいと思います。
濃密な3日間でした!
お疲れ様でした!!
【過去のレポートはこちら】
Build2016参加レポート① -Registration-
Build2016参加レポート② -Keynote&Session-
Build2016参加レポート➂ -HoloLensを体験!-
Build2016参加レポート④ -Xamarinの熱気-