NEXTSCAPE blog

株式会社ネクストスケープの社員による会社公式ブログです。ネスケラボでは、社員が日頃どのようなことに興味をもっているのか、仕事を通してどのような面白いことに取り組んでいるのかなど、会社や技術に関する情報をマイペースに紹介しています。

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チャットボットでSitecoreをより便利に。LUISとBot Serviceを使ったSitecore Botを作ってデモしました!

こんにちは。ネクストスケープの松永です。
 
この記事はCogbot! Advent Calendarの23日目です。
 

11月9日にSitecore Summitというイベントで登壇しました。

AI Botで変わる、コンテンツマネジメントの未来」という題なのですが、

その中でBot FrameworkとLUISを使ったChatbotの話をしたので、今回はその内容をご紹介したいと思います。
 

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Sitecoreって何?

 

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Sitecoreはコンテンツマネジメントシステム(CMS)の一つです。

CMSだけでなく、マーケティング機能も充実していて、世界3000社以上で採用されています。

少々乱暴な表現ですが、Wordpressを大規模かつ、グローバルな企業サイトでも運用可能としたものと考えてもらえるとイメージがしやすいかもしれません。

 

Sitecore

 

 

Sitecoreと連携するChat bot



Sitecoreを使用するのは日々企業サイトを運営している担当者です。

そんな担当者は日々いろいろな情報をサイトから収集しながら、コンテンツの追加や見直しを行っています。

今回はその情報収集をSitecoreBotに任せようという話をしました。

例えばサイト運営者のAくんが、金曜日の夜にボスからサイトの情報を求められた・・・というケースを想定します。

A君がSlack上の「SitecoreBot」に話しかけます。すると以下のように答えてくれます。

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これで簡単にサイトの情報を得ることができました。

するとA君は、ボスがこの前 ”営業部から「道明寺グループ」に営業をかけているが、弊社のページをどうも見ているようだ。

だから、その道明寺さんの情報をとれないかと相談されてなぁ”と話していたことを思い出します。

Sietcoreでは会員制のサイトの場合等は、訪問ユーザーと会員を紐づけ、どの会員がどのページを見たのかがわかるようになっています。

例えば優良顧客がいた場合、その人が自社サイトに訪れたのか、どのページを参照していたのかは有益な情報となります。

A君はその事を思い出し、それじゃあと「SitecoreBot」に道明寺さんの情報を質問します。

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道明寺さんって意外といっぱいいるんですね・・・。じゃあと1番を選択。

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道明寺さんの最近の履歴を見ることができました。

ではこれまでの情報をボスに送りましょう。

最後にメールを送ってというと、ボスのメールに送信されます。

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Sitecore botの中身



 このSitecore botですが、構成は以下のようになっています。

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BotとLUIS、それと自作したSitecoreAPIで連携をしています。


Botですが、この時はAzure Bot ServiceがGAする前でしたので、GitHubのサンプルを参考にしました。

https://github.com/Microsoft/BotBuilder-Samples/tree/master/CSharp/intelligence-LUIS

先週Azure Bot ServiceがGAしたことで、LUISとの連携はさらに便利になりましたね。

AzureBotServiceでLUISのテンプレートを使用すれば、よりシームレスにLUISを組み込めます。

 

Azure Bot Service

 

まとめ




参加者の方はマーケティング部門の人が多かったのですが、一連のデモを見てCognitive Serviceについて、興味を持っていただいた方もいらっしゃいました。

Cognitive ServiceとBotは既存のシステムにも組み込みがしやすく、今回もSitecoreAPIを連携して、面白いものが

それほど時間をかけることなく作れたなと思います。

それとやってみて改めて感じたのですが、アイディアとBotの会話設計をどう組み立てるかが、一番の肝となります。

特に会話の組み立てはユーザーに触れるところですので、UI/UXの考え方と同じように、

ユーザーの利便性等を考えなくてはいけません。

今回はデモ用のアプリでしたので、そこは簡略化したのですが、実際にお客様に使っていただくものの場合は、

会話の組み立て方によってシステムが変わってきますので、会話設計は非常に重要だと思います。


最後に

 

Sietcoreの環境とAPIの作成をしてくれた、長沢さん、佐藤さん、一緒に登壇して頂いた青木さん。

ありがとうございました。