はじめに
株式会社ネクストスケープ、デリバリマネジメント部に所属している小野塚と申します。
今回はKentico社のKentico Xperience(ケンティコエクスペリエンス)を使ってニュースメールの作成してみたいと思います。
メールもCMSにおけるサイト編集同様、コーディングの必要が無く、メールを作成することができます。
コンタクトグループ管理(セグメンテーション)
例えば、とあるECサイトを運営している場合にしばらく訪問していないお客様に対して再訪問を促すメールを送りたいとなった場合、そのお客様方の選定・絞り込みをどのように行うでしょうか。
例えばSendGridを利用している場合、メールの開封状態もわかりますし、このXperienceでもそういったお客様の行動履歴、アクティビティは調べることが可能です。
ただ、それがわかったとしてもそういったお客様の行動を1つ1つ追いかけて、これから送ろうとしているメールのためにメールアドレスをピックアップしていくのはあなたのECサイトを利用するお客様が多ければ多いほど現実的な作業とは言えません。
しかしながら、こういった絞り込みをより簡単に行える仕組みがXperienceには備わっています。
以下でその方法について説明していきます。
コンタクトグループの作成
まずはXperienceの管理画面からコンタクトグループを起動します。
そして、以下の画面で「New contact group」をクリックします。
すると以下のような画面になりますので新しいコンタクトグループに付ける名前等や説明等を記載します。
グループの条件設定
グループの枠組みができたところで、そのグループに設定する条件を作成・設定してみましょう。
先ほどの画面のうち、「Condition-based contact group:」にチェックを付けます。すると以下のような内容が表示されます。
そして、表示された「Edit」ボタンを押すと以下のような画面が表示されます。ここで右側に表示された様々な条件を選択・設定できます。
今回は7日間以内にパートナー登録を行ったユーザーを対象とするように条件を設定してみます。
対象ユーザーの取得(絞り込み)
設定後に最初の画面に戻り、そして左上のSaveボタンを押すとそのグループ・条件に当てはまるユーザーを取得するように促されますので、「Rebuild contact group」ボタンを押します。すると自動的にその条件に当てはまるユーザーが計算・登録され、その結果、何人該当したかが表示されます。
具体的に誰が登録されているかは左側の「Contacts」を選択することで以下のように表示・確認が可能です。
あとはメールを配信する時に今回のコンタクトグループを選択すれば、そのコンタクトグループ内のユーザーに対してメールが送られます。
様々な条件が設定可能ですし、複数条件の設定も可能です。
デジタルマーケティング機能を有しているツールとしては当然の機能ではあるのですが、こういったユーザーの絞り込みを手動・目視で行うことを考えると非常に便利であることは想像に難くないと思います。
最後に
以上でコンタクトグループ管理の説明を終わります。
このように条件を設定し、その効果を確認して、また仮説、検証へとマーケティング施策を進めていくわけですが、マーケティングを実施する人間としてはなるべくその事前準備、ツールの操作は簡単に済ませたいはずです。
Xperienceを使用することでそれが可能になると思いますので、CMS導入の検討と併せ、デジタルマーケティングを試してみたいというお客様は是非Kentico Xperienceを選択肢の1つに加えて頂ければと思います。
もし興味がございましたら、Xperienceの説明、デモのために打ち合わせを実施させていただきます。
トライアルの環境もございますので以下の製品サイト、もしくは弊社サイトからお問い合わせください。
製品サイト:https://kentico.jp/xperience
会社サイト:https://www.nextscape.net
今後の記事において配信に関連する内容、更にマーケティング寄りの情報をお伝えできればと思いますのでよろしくお願いいたします。