初めまして。この4月からネクストスケープにJoinした和田です。
現在は管理本部を所管していますが、IT業界歴としてはJBSで32年経とうとしています。そのうち28年は技術、4年は営業を率いていました。
まだ1年経過していませんが、大分ネクストスケープとそこで業務に従事している皆さんの凄さを実感してきている今日この頃です！
今回初めてアドベントカレンダーに投稿するわけですが、どんなことを書こうかと色々考えました。新しい担当領域で色々なことを経験できた1年ですが、その中でも改めて思うところは「一期一会」の大切さだと思い、今回は過去の経験も踏まえてお話させていただきます。
「一期一会」というと茶道に由来する言葉で、一生に一度の出会いで二度と繰り返されないと思って誠意を尽くすという言葉と理解されています。まさしくその通りですが、私はこれには続きがあって、その機会をもとにいつでも同じ相手でも一期一会の精神で相手に接するべきだと思っています。その結果が人間関係を生み、自分の財産になると考えます。
話を進める上で、自分の社会人生活で心がけている（なかなかできていない時もあるのですが）ことを少しお話させていただきます。
「120％」の人生を送りたい
これが私の座右の銘です。
何のことだ？と思われる方もいらっしゃると思いますので、この思いに行きついたエピソードをお話します。
まだ現場でエンジニアだったころ、とあるお客様の案件に関わっていました。最初は大手メーカーからの紹介で案件対応をしていたのですがそこでの実績が評価され、次の案件は直接契約することができこれもかなりの規模感でお仕事をもらえました。あまり詳しく書くとどこのお客様かネタバレしてしまうのでこの辺にしておきますが、当時のこのお客様がご利用される端末（店舗業務にも関わる範囲まで）はすべて関わっていました。（IT業界の方からすると端末なのかと思われますが、ものすごく重要です！！！）
そんなある日、このお客様で大きなイベントが起きることとなり、企業のIT環境すべての刷新まで企画していくという話が持ち上がりました。当時はそれをすべて請け負えるほどの会社ではないためどこかで絡みたいなと考えていたのですが、ある日その会社のCIOの方からご連絡頂き、「是非顧客側に参画頂き、このイベントをリードしてもらえないか」とのお声がけをもらいました。
最初は、何を言っているのかさっぱり理解できず（なにせ、IT全部ですよ！やったことがない領域が多すぎて）何かの間違えだろうと思っていましたがとんとん拍子に話が進み、約2年程度お客様先に常駐することになりました。
入ってみると、やはりIT全般でかつ5年間の投資計画立案（3桁億！！！）ということで試行錯誤しながら（他にも問題いっぱいありましたが）進めていました。ある日、CIO、本部長さんと会議をしていて一段落した時に、「ここまでの領域、規模を未経験だった私にどうして白羽の矢が立ったのですか？」と聞いたところ、「今までの仕事はできることは十分わかったので、もっと和田さんも経験できて、自分の会社も成長できるところで活躍してもらいたかったから」との言葉。
この言葉が今でも忘れられません。最初の仕事から簡単な領域（苦労はありましたが）でも全力を出し切り、見てくれている方はそれを全力（ここで120％というわかりやすい言葉に自分で置き換えました）でやっているとどんどん良い仕事が舞い込むのだと確信しました。長い社会経験の中ですごい人ってどなたもどんな仕事でも「120％」で取り組んでいるはずなので、是非見てみてください。
と題名が「120％」になってしまいそうなので、ここで「一期一会」に戻しますが、最初にどれだけ相手のことを思い、全力で行動ができるかがすべて人間関係・仕事につながります。ご縁でどれだけの方とお会いし、その方と短い時間の話かもしれませんがどれだけ全力で自分を理解してもらい、また全力で相手を理解しそれを全力で（しつこいですが！）継続的に実施することが人間関係を広げ、自分を成長させ、会社が成長することにつながると思います。
「一期一会」というと最初の出会いのことだけと考えられがちですが、最初の出会いの時はもちろん重要ですが（ここでまた会いたいと思ってもらえないとダメ）、そこからお会いする度に「一期一会」の精神を継続することがものすごく重要なことだと思います。
仕事だけではなく、趣味の世界でも同じことが言えると思います。全力で取り組んでいる、楽しんでいる方には自然と人が集まってきます。関係ができます。お会いできた縁からつながる絆、そんなことがこの1年でもう一度思い返し、自分でも反省するところは大いに反省しまた来年、今まで頂いたご縁、来年また作られる新たなご縁を大切に過ごしたいと思います。
この投稿を見ていただいた方も何かのご縁ですので、いつの日かお会いできることを楽しみにしています。
