はじめに
株式会社ネクストスケープ Chief Technology Office所属の小野塚です
2025年11月にClaudeで(というかAnthrotopicによって)公開されたスキル機能についての記事を書かせていただきました。
とりあえず私もスキルを作ってみたいという方はまずは以下の記事をご覧ください。後述しますが、ClaudeやCursor等にはスキル作成用のスキルがデフォルトで入っているはずなのですぐに作成できると思います。
既にこの時から完成された、かつ非常に便利な機能でしたので、あれよあれよという間に世間に広がり、昨年12月19日にオープンスタンダードとして公開されました。
これによってClaudeだけでなくGitHub Copilot、Cursor、OpenAI Codexが次々と対応を表明し、スキル機能が使えるようになりました。今回はこのスキル機能(上記の公式サイトに従って今後は「エージェントスキル」もしくは「Agent Skills」と記載したいと思います)の最新動向や、使い方を紹介してみたいと思います。
Cursor+CodexでのAgent Skills
まずはClaude以外のツールにおけるエージェントスキルの使用方法について。
個人的に私が使用しているCursor+Codexでのスキル設定を紹介させてください。
普通であれば所定の位置にファイルを配置するというのがエージェントスキルの設定方法なのですが、Cursor+Codexではまたちょっと異なる設定方法があります。
Cursor上のCodexの歯車アイコンをクリックすると以下のようなメニューが出てきますので、「Skills settings」ー>「Open Skills settings」を選択します。

すると、以下のようなウィンドウが表示されますので、ここで現在インストールされているスキルの確認とその有効・無効の設定、そしておすすめのスキルが表示されていますのでここで各スキル名の右側の+ボタンをクリックすると簡単にインストールができます。

おすすめのスキルだけでなく、この画面上でもっと色々選べると嬉しいのですが。。今後に期待したいです。
ちなみに上のスクリーンショットではSkill CreatorやSkill Installerがありますが、これは元々入っていました。Codexのマニュアルを見ると元々バンドルされているものようです(以下はマニュアルを翻訳したもの)。

Cursorにも入れた覚えが無いのですがcreate-skillを始めとして幾つか入っています。恐らくオープンスタンダードになった後にそれぞれデフォルトで設定されるようになったのではと思われます。
Agent Skills Marketplace(エージェントスキルマーケットプレイス)
次にエージェントスキルマーケットプレイスについて。
ここで様々なスキルを探してダウンロードができます。
以下がトップページの画面。登録されているスキル総数が表示されています。

1月中旬頃に上記のサイトを見たときは6万程度でした。現在2026年2月14日、上記スクリーンショットでは20万超えてますね。。この数字からでもスキルの爆発的な普及が見て取れます。
さて、20万を超えるスキルをどう探すかですが、一番簡単なのは自然言語での検索かなと思います。
ログインしている必要がありますが、先ほどTOPページからもう少し下にスクロールするとチャットでの入力欄があるのでここで探したいファイルを入力します。
例えば「Excelで資料を作成するスキルを探して」と入力した結果が以下。

そして、各スキルをクリックすると以下のような画面になりますのでここからスキルのZIPファイルがダウンロードできます。

ただ、スキルは任意のコードを実行できるため、信頼できるソースからのみインストールすることが大原則です。
特にコミュニティ製のスキルをインストールする場合は、中身を確認してからの導入が推奨されていますので、できるだけそのサービスの公式からのダウンロードをお勧めします。
現場の課題 — 複数プロジェクト・複数ツールでのスキル管理
このようにAgent Skillsの普及が進むのはいいことなのですが、ちょっと気になる点がありました。
実プロジェクトでスキルを使いながら、スキル自体も改善させていくケースは多々あります。
また、あるプロジェクトで作ったスキルを別のプロジェクトでも使いたい。そして、Claude Code、Cursor、Codexなど複数のAIエージェントを併用している場合、それぞれのスキル配置ディレクトリが異なります。
そういった状況で何も考えずに各プロジェクトフォルダ内の.claude/、.cursor/、.codex/などのフォルダにスキルをコピーして使っていると、各プロジェクトでスキルを編集しても、スキル本体のリポジトリには反映されず、どのプロジェクトにあるスキルが最新版なのか分からなくなったり、同じスキルのコピーがあちこちに散在してしまいます。
複数プロジェクトでのスキル管理
同僚が上記問題に対する解決方法を教えてくれましたのでここで紹介させてください。
まず、基本的な考え方として
1.スキル本体はGitリポジトリで管理する(例: C:\github\skills\ や ~/github/skills/
2.共通スキルはユーザーのホームディレクトリに配置する
上記の考え方を踏まえた上で、以下のように設定を行います。
■Windows環境での実践例
mklink /D C:\Users<ユーザー名>.claude\skills\skill-a C:\github\skills\skill-a
mklink /D C:\Users<ユーザー名>.cursor\skills\skill-a C:\github\skills\skill-a
※スキル用リポジトリのフォルダを本体として、ユーザーディレクトリにシンボリックリンクを作成
macOSやLinuxであれば以下のようになるかと思いますが、まだ実際に確認できておりませんので、あくまで参考までに留めてください。
■macOS / Linux環境での実践例
ln -s ~/github/skills/skill-a ~/.claude/skills/skill-a
ln -s ~/github/skills/skill-a ~/.cursor/skills/skill-a
※スキル本体リポジトリ → 各ツールのホームディレクトリにシンボリックリンク
こうすることで、スキルの置き場所を分散させず、1つのリポジトリで集中管理できます。スキルを編集すれば、シンボリックリンク経由で参照しているすべてのプロジェクト・すべてのツールに即座に反映されます。Gitでバージョン管理もできるため、変更履歴の追跡やチーム内での共有も容易です。
ただし、ツールのバージョンによって挙動が異なるもしくは変わってしまう可能性があるため、利用中のバージョンでの動作確認をお勧めします。
また、Windowsでシンボリックリンク(mklink /D)を作成するには管理者権限が必要です(コマンドプロンプトを「管理者として実行」する必要があります)。
その他スキル周りの情報
CMSと言えばWordPressが有名ですが、そのWordpressでの開発をサポートする生成AI向けのエージェントスキルが公式リポジトリ WordPress/agent-skills に追加されました。
「AIコーディングアシスタントにWordPressの正しい作法を教える」がコンセプトのようでして、大規模OSSプロジェクトがAgent Skills標準を公式採用した事例として挙げられるかなと思います。
あとはClaudeを提供しているAnthrotopicがスキル作成のベストプラクティスを書いてくれています。以前のスキルに関するブログ記事を書いた時にも説明しましたが、Claudeや上記のCursor+Codex等では「スキル作成」スキルがあるのでそれを使ってもらえれば簡単にスキルが作成できます。
ただ、スキル作成に慣れてきて、更に良いものにしたい、あるいはGitHubで公開したいとなりましたらこのベストプラクティスを読んで改良してもらえればと思います。
「用語を統一すること」等、プロンプトにも流用できるような内容が沢山書かれていますのでスキルを直接改造する予定が無い方も是非ご覧ください。
最後に
Agent Skillsはまだ半年にも満たない始まったばかりの機能ですが、MCPがそうであったように、今後急速にAI開発の基盤として定着していく可能性が高いと感じています。
まずは公式のマーケットプレイス等で試してみて、慣れてきたら自分のワークフローに合ったカスタムスキルを作ってみるのが良いのではないでしょうか。
当社も社内のGitHub上に社員それぞれがスキルエージェントをアップし、社員みんなで共有して使える仕組みを作っています。こうすることで社内で色々な作業を統一化・標準化することができますし、エージェントスキルであれば導入も簡単ですのでAIの使用経験に関係無く気軽に利用でき、非常に便利です。
当社ネクストスケープはこのように生成AIを始めとした新しい技術・知識を日々取り入れており、Webサイト、スマホアプリ、Hololensアプリの開発をはじめ、CMSを利用したサイトの新規構築やリニューアルなど、お客様のニーズに幅広く対応いたします。お困りのことがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
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